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2006.08.28
梟の城
『梟の城』
新潮文庫
司馬遼太郎著
織田信長によって、一族を惨殺された怨念と、忍者としての
生き甲斐をかけて豊臣秀吉暗殺をねらう伊賀者、葛篭重蔵。
その相弟子で、忍者の道を捨てて仕官をし、伊賀を売り
重蔵を捕らえることに出世の方途を求める風間五平。
戦国末期の権力争いを背景に、二人の伊賀者の対照的な
生きざまを通して、かげろうのごとき忍者の実像を活写し
歴史小説に新しい時代を画した直木賞受賞作。
司馬先生の初期作品。
物語筋より人物描写が他の作品より多く押し出されている気がする。
腕は立つが、両親が惨殺され妹の死に涙する、
忍者にむかない男・重蔵。
だからこそ己の中で本来の忍者たるべき姿を想像しそれを
体現するものを理想とし憧憬する。
それはおのれのいのちを顔料に、つきつめた生涯の絵を
描こうとするかのよう。
しかし時代は変遷し重蔵の忍道(?)は鼻で笑われるようになる。
五平がまるで現代っ子。
甲賀者、更に伊賀者と刃を交わすうちに
「忍者にむかぬのは、わしのみではなさそうじゃな」と笑う。
私はそれがすごく魅力的に思えた。
最後は予想だにしなかったハッピーエンド。
五平がなんともいえず哀れ。
司馬作品の黒阿弥的位置のキャラに弱いと実感。
私的忍者イメェジ=黒阿弥。
重蔵に関しては女性なら小萩の気分になれるのでは。
新潮文庫
司馬遼太郎著
織田信長によって、一族を惨殺された怨念と、忍者としての
生き甲斐をかけて豊臣秀吉暗殺をねらう伊賀者、葛篭重蔵。
その相弟子で、忍者の道を捨てて仕官をし、伊賀を売り
重蔵を捕らえることに出世の方途を求める風間五平。
戦国末期の権力争いを背景に、二人の伊賀者の対照的な
生きざまを通して、かげろうのごとき忍者の実像を活写し
歴史小説に新しい時代を画した直木賞受賞作。
司馬先生の初期作品。
物語筋より人物描写が他の作品より多く押し出されている気がする。
腕は立つが、両親が惨殺され妹の死に涙する、
忍者にむかない男・重蔵。
だからこそ己の中で本来の忍者たるべき姿を想像しそれを
体現するものを理想とし憧憬する。
それはおのれのいのちを顔料に、つきつめた生涯の絵を
描こうとするかのよう。
しかし時代は変遷し重蔵の忍道(?)は鼻で笑われるようになる。
五平がまるで現代っ子。
甲賀者、更に伊賀者と刃を交わすうちに
「忍者にむかぬのは、わしのみではなさそうじゃな」と笑う。
私はそれがすごく魅力的に思えた。
最後は予想だにしなかったハッピーエンド。
五平がなんともいえず哀れ。
司馬作品の黒阿弥的位置のキャラに弱いと実感。
私的忍者イメェジ=黒阿弥。
重蔵に関しては女性なら小萩の気分になれるのでは。
チャーリー432
はじめまして
「予想だにしなかったハッピーエンド」
そう、これが読後感を爽やかなものにしてくれましたね。
非常に面白かったです。
「予想だにしなかったハッピーエンド」
そう、これが読後感を爽やかなものにしてくれましたね。
非常に面白かったです。
じん
はじめまして。
司馬先生が描くと架空の人物でも
歴史上の人物のような魅力的な
素材になって楽しませてくれますよね。
司馬作品で私の一押しは「峠」です。
もし未読なようでしたらお勧めいたします。
司馬先生が描くと架空の人物でも
歴史上の人物のような魅力的な
素材になって楽しませてくれますよね。
司馬作品で私の一押しは「峠」です。
もし未読なようでしたらお勧めいたします。
2007/04/05 Thu 01:50 URL [ Edit ]
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司馬遼太郎で初めて読んだ本です。もともと、歴史に疎いので苦手意識克服の為に、と手にしたのですが、非常に面白かったのに驚きました。エンターテインメント色が強い作品と言えるでしょう。多くの知人に貸して勧めましたが
徒然 2007/04/03 Tue 15:12
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